「バカか。こんなんで怪我するわけないだろ。男舐めんなよ」
ん、と私に手を差し出してくる。
「何?」
私は意味が分からなくて、ポカンとする。
「はぁ?お前、ホントにさぁ...」
私の手をつかんで、立ち上がらせてくれた。
「こんなのも分かんねえの?」
やっぱバカだな、と頭をかきながら私に言ってくる。
「あ....ありがとっ」
何これ...優しいじゃん。
私もスカートに付いている泥を払って、2人で歩き始める。
....あれれ、なんか忘れてるような気がするんだけど。
「亜嵐たち、いなくなったな」
久我くんがそう呟いた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!それだぁぁ」
私の抱えていた疑問の正体。
前にいたはずの2人がいない。

