俺は、分かってしまった。 ももの手を取っている奴の正体が。 見えなくても分かる要素があった。 なんで最初に気が付かなかったんだ。 俺以外で、『もも』と呼ぶ奴は1人しかいない。 「俺さ、もものことが好きなんだ」 そいつがそう言っている姿を、俺は目撃してしまった。