「あの、名前なんて言うんですか?」
あれから、本当に帰ることになった。
私と瑠香ちゃんは電車で通学しているから、駅まで。
あとの男子2人は分かんないけど。
でも....何が、どうしてこうなった??
早く帰ってグダグダしようと思ってたのに。
私ははぁ.....、とため息をついた。
「俺は、佐野 亜嵐(さの あらし)。こっちのは...」
「久我 翔希。」
茶髪の人...佐野くんに紹介されそうになっていた久我くんは、
佐野くんの言葉を遮って自分の名前だけを言った。
「そうなんだ、亜嵐って呼んでい?」
瑠香ちゃんは目をギラギラさせながら、佐野くんにそう聞いている。
キラキラじゃないよ、ギラギラ。

