「自分からキスしてきたら、こうなることを予想してたんだよな?」
久我くんは少し意地悪な笑みを浮かべている。
「予想するわけ...ないでしょ!?」
私はただ、久我くんにやり返しただけのつもりだったのに。
やっぱり適わないみたい。
「でも、さっきキスしてきてくれたのは嬉しかった」
ありがとな、と私の頭をポンポンと優しく撫でてくれる。
こういうとき優しいなんて...本当に反則。
「また、待ってるから」
........前言撤回。
優しいのはときどきだ。
普段はただのドSな人。
私はこの日、久我くんに何かをすると、
お仕置きという名の恥ずかしいことが返ってきてしまうということが分かった。
それでも、そんな毎日が幸せなんて思ってしまう私も、おかしいんだと思う。

