聖夜は雪に彩られ、


「あ、あのっ」
出てきたのは、震える声。


天使はきょとんとした表情で私を見つめている。


「え、えー…と…、こ、ここで何をしてるんですか…?」


「…ぼくに聞いてるの?」


「へ!?は、はいっ」


「……そっか」
そう言った彼はどこか嬉しそうで。


「星をね、見てたんだ」


「星…ですか。綺麗ですよね」


「うん」


途切れる会話。
隣にいる彼を盗み見ると、
彼は愛しそうに

…それでいて
どこか切なげに

星を見上げていた。


その表情を見て私は気付く。