『…それに』 『私にとっても素敵な思い出の場所だから…』 …懐かしさと幸せが混ざったような顔をして、いつもここで話が途切れてしまう… 冬哉は幾度なく『素敵な思い出』について聞いてみても 『それは秘密。』 とはぐらかされ勇太には『女の人の秘密をあんまり聞くもんじゃないよ』とたしなめられてしまう始末で未だに『素敵な思い出』は姫華の心の中にある… そんな姫華が作った映像をカーナビで流しながら一行は北アルプスのあるスキー場へと向かっていく。