皆さんは、リア充というものは知っているだろうか。
リアルに充実しているの略で、中学生ぐらいから意識する言葉だろう。
毎日エンジョイライフを送り、バランス良く人間関係を保ち、楽しそうな学園生活をすごしている人たちだ。
俺、坂井優里も陸斗も何かと「リア充はいいな」とボッチさんに言われたことがあった。
だが、安心せい。我々は決してリア充なんかじゃない!
毎日好きでもない女子にキャーキャー黄色い歓声を浴びる生活のどこがリアルに充実している?
リア充なんて言葉、俺たちに使う言葉ではない!!
で、あれだ。怖いのは…リア充さんが思うリア充は、交際を始めたら本当のリア充ということだ…。
嫌味にしか思えない…まず、普通の生活を送れていない時点で俺はリア充になれない。
そんな非リアな俺は、昨日橘さんの中にいるもう1つの人格、透に「橘さんを守れ」と言われてしまった。
ただ純粋に、絶対に守ろうと気持ちが芽生えたのには、自分でも驚いた。
橘さんと出会ってまだ2日しかたっていない。
まだ橘さんのことを、全然知らないだろう。
けど、守りたいと、そう思った。
けど、妙だ。透も透だと思う。
なぜまだ信頼がうすっぺらい俺に頼んできたのかわからなかった。


