「よっし、ここでゲームをしませんか?」
支度が終わり、腰をおろすといきなり叫びだした陸斗。
「ゲーム?なんのだ」
聞くと、ドヤ顔混じりでくるっとターンすると、ビシッと人差し指を俺に向けた。
「お姫様ゲームだ」
また訳の分からないことを…。
半ば呆れていると、すごい笑顔で橘さんが意外にも陸斗の話しに乗った。
「か、可愛らしい名前ですね!どんなゲームなんですか!?」
めんどくさい事になりそうなので、あまり乗ってほしくなかったのだが…。
「ほぉ、聞きたいか!?そうか聞きたいのか…ふむ、教えてやってもいいぞ」
なぜ上から目線なのか聞きたいですね。
けど鈍感な橘さんは、陸斗の口調に何も感じなかったようで、目をキラキラさせている。
「で、で!?」
単純なのだろう。小学生のように興味を持ち、次の言葉を待っている。


