夜蝶と書いて[みるく]と読む


何をするわけでもなくふらふらと
街を歩く。

あたしはポケットからたばこを取り出し
火をつけた。

スーっと吸い込むとあたしの心を落ち着かせた。

たばこを吸いながら1人歩いていると


「ねぇ」

声が聞こえた方に振り返るとそこには
チャラい感じの男の人が立っていた。

「なにしてんの?」

無視しようか迷ったけど暇だから
少し相手をすることにした。

「歩いてんの」

「見たら分かるし!(笑)」