夜蝶と書いて[みるく]と読む


瑠花とは高校で知り合った。

あたしが働いてることを知り、同じ職場を
受けて今一緒に働いてる。

『じゃあまた後でね〜♪』

それだけ話すと瑠花との電話を切った。

温めておいたコテで慎重に髪を巻いていく。


着替えて家を出ると冷たい風が頬にあたる。


「さむっ...」


おまけに雨が降っていてあたしの身体を
より冷たくした。