コンコンとドアを叩く音 検診ですよーと看護婦が入ってきた もうそんな時間だったんだ ベッドから出ようと体を軽く捻る 彼女の顔をみて小さくまたねと手を振った 彼女は僕が病室から出るまでずっと手を降っていてくれた 廊下を歩いている途中に看護婦にあのこの事を話した 看護婦は前と同じであの子の存在を知らなかった それどころ あの病室には 僕しかいなかったらしい じゃ、あの子は幽霊…? そう思った瞬間に恐怖と脂汗が出た それと同時に嘘だと思った だって…… あの子に ー僕は触れたんだからー