溺愛従者と天然兄さん


「あ、やっぱりわかります?……実はですね…じゃじゃーん!!」

謎の効果音と共に優は背中に隠していた紙袋を誇らしげに掲げる。

「…えーと、紙袋……?紙袋がどうかした…?」

「あっ、すみません!これだけじゃわかりませんよね」

慌てたように紙袋から何かを取り出す優は、やはりどこか嬉しそうだ。