「っっ。 柚華、もう無理……」 なんで柚華ちゃんなんだよ。 そこは俺だろ? 愛乃を振り向かせて、ぎゅーっと抱きしめた。 「なんで柚華ちゃん? 俺のこと頼れよ。 俺の彼女だろ? 別れるなんてもう言わせないから。 怪我させたし、気づいてやれなくてごめんな?」