偶然-紅いヒモ-

盗み聞きするつもりは無かったのだが聞こえてしまった。


嘩南枝さんも慌ててるみたいだったので私は学校に戻ると言った。


すると、嘩南枝さんは涙を流しながら私を引き留めた。




「……ッグスよく、聞いてね……嘩南……嘩南太はもう、もう……も…どって来ないの……」





それを言ったきり嘩南枝さんは何も喋らなかった。