気持ちが通じ合うことが、こんなにも幸せなことなんて、知らなかった。 「ヒロちゃん……」 優しく抱きしめてくれた先輩に応えようと手を回したとき。 ―――――――カサッ。 制服のポケットから音がした。 その音を聞いて思い出す。 「ヒロちゃん…?」