さすがに人が誰もいないところは危険だと思ったアタシは 『ここでいいですか?』 食堂にある自販機の陰で足を止めた。 「うん。」 さすが女に慣れてるだけあって 「桐島(きりじま)さんさぁ―――…」 それからなかなか言葉を発しようとしない先輩にアタシは 『えっと…何ですか?』 我慢ができなかった。