今日は晴天。雲一つなく太陽が俺らをのぞき込む。風はおそらく北東。ヒンヤリと冷たい。
今日は珍しく東京に行く事になっている。
千葉中央で乗って、新宿を経由して下北沢で降りて来いと言われ、言われるがままにすると改札を出た所に奏士郎が待っていた。
アイツも同じ様な格好をしている。
「じゃあ行こっか」
と、さらっと言ってきたので
俺が「どこ行くんだよ」と聞いたら、
「ステップの東京本店とBD」
と缶コーヒーを開けながら答えた。
それと同時に「高校どーすんの?」と聞かれた。俺はテキトーにそこら辺の高校に入ると言ったけど、奏士郎の進路も気になる。
「奏士郎は?」
「俺もテキトーに入るー」
眠そうにあくびをして言った。俺にもあくびが移りそうになったけど堪えた。
俺にはある疑問が浮かんだ。
「陸上で行くんじゃないの?高校」
考えるより先に口に出た。奏士郎が
「そういうのメンドイから」って言うと少し中身が残った缶をグイッと飲み干し、
「いこーぜ」とニヤニヤしながら再び歩き始めた。
今日は珍しく東京に行く事になっている。
千葉中央で乗って、新宿を経由して下北沢で降りて来いと言われ、言われるがままにすると改札を出た所に奏士郎が待っていた。
アイツも同じ様な格好をしている。
「じゃあ行こっか」
と、さらっと言ってきたので
俺が「どこ行くんだよ」と聞いたら、
「ステップの東京本店とBD」
と缶コーヒーを開けながら答えた。
それと同時に「高校どーすんの?」と聞かれた。俺はテキトーにそこら辺の高校に入ると言ったけど、奏士郎の進路も気になる。
「奏士郎は?」
「俺もテキトーに入るー」
眠そうにあくびをして言った。俺にもあくびが移りそうになったけど堪えた。
俺にはある疑問が浮かんだ。
「陸上で行くんじゃないの?高校」
考えるより先に口に出た。奏士郎が
「そういうのメンドイから」って言うと少し中身が残った缶をグイッと飲み干し、
「いこーぜ」とニヤニヤしながら再び歩き始めた。