お母さんの一言に、プチっと堪忍袋の緒が切れる音がした。 絵『なんて』。 「バカにしないでよ!私の大好きなこと、否定しないで!絵も歌も、趣味を持つことがそんなにダメなの!?お母さんなんて大嫌い!!」 キレるだけキレて、私は自分の部屋に閉じこもった。 はぁ、はぁ、と息切れがおさまんない。 あんなに大声出して、怒ったのって、久しぶりだ……。 絨毯の上に思わず座り込むと、ドアの下の少し空いた隙間から、風がぴゅうと入りこんでくる。