「…行ってきまーす。」 「…零?どうしたの、こんな朝から。」 「ちょっと用事。」 「…そう?気をつけてね?」 「はーいー。」 あたしはてきとうに返事をして 家を出た。 家の前に思わぬ人物が立っていることも知らずに。