「ただの…同姓同名?」 「分かんない…」 母の問に曖昧な返事をする。 けど、幸な気がする。 幸は一度沖縄に来てる。 だからか、きっと幸だと思うんだ。 それだけの理由で、幸だと信じてしまうんだ。 「明日、確認してみる」 何はともあれ、明日必ず会うのだから。 あの子が本当に幸なのか。 なぜ手紙の返事をくれなくなったのか。 なぜ沖縄に来たのか。 明日、全部分かるはずだ。 俺は、そう思っていた。