三日恋〜晴と雪の恋物語〜


そして昨日の空き地に着いた。


私は手を使わずに足でボールを手に持つ。


「サッカー。しよ?」


ボールを自分の顔の辺りまで持ち上げて晴斗に笑いかけると、


「あぁ」


と、晴斗も笑った。



「ハァハァハァ……ハァ……」


何分ボールを追いかけただろう。


もしかしたら、何十分かもしれない。


あたし達は、時間を忘れてしまうくらい楽しくボールを追いかけた。