「昨日の場所でサッカーやろうよ!」


あたしがもう一度言うと晴斗は小さく息を吐いた。


「仕事中だから無理。遊んでる暇なんてないの」


「え〜!そんなぁ〜!昨日はちょっとだけ遊んでくれたのに!」


「あれはお前を呼びに行ったの!遊びに行ったんじゃないの!」


晴斗はまるで、子供をしつけるかのように言う。


「サッカーは一人じゃできないんだもん……」


あたしが呟くと、晴斗はピクリとした。


「そんなの……俺だって分かってるよ……」