「今日は欠席なしだ!今日も元気に過ごすように!以上!きりーつ」


朝礼はとっても短く終わった。


一時間目の教材をリュックから取り出していると、


「千葉さん」


と藤井君に声をかけられた。


「千葉さんの事詳しくは聞いてないけど、君の事、とっても大切に思ってるよ。アイツは」


アイツ…。


晴斗の方に目を向けると、バチッと目が合った。


晴斗はしまったというように目を逸らす。


そしてまたこっちをチラッと見て、また逸らした。


「ね?君の事を良く見てる」