も、勿体無い?


ってどういう事?


「お前それ以上何も言うな!黙ってろ!」


晴斗が怒ったように言うと、


「は~いごめんさ~い」


と間延びした返事をしながら自分の席へと歩いて行った。


「ごめん。悪いヤツじゃないんだけど時々、いや、だいたいウザくて」


すまなそうに晴斗が言う。


「ううん!晴斗の友達ならいい人だよね!」


そう言うと、晴斗は「どうだか」と言いながらも少し嬉しそうに笑った。