「よっ!」


そこには、大好きな大好きな晴斗の笑顔。


「おはよう」


そう返すと、晴斗は嬉しそうに笑った。





「ここが、俺の家」


「え、晴斗のお家、こんなに近くだったんだ」


家から出てすぐの家を晴斗は指さした。


何だか嬉しい。


晴斗とこれからこんなに近くにいられるだなんて。


「三年前、幸が俺を救ってくれた時、望海の事でギクシャクしてた親との関係も修復出来たんだ。幸は離れてても、俺を救い続けてくれたんだよ」