「よっ!」 そこには、大好きな大好きな晴斗の笑顔。 「おはよう」 そう返すと、晴斗は嬉しそうに笑った。 * 「ここが、俺の家」 「え、晴斗のお家、こんなに近くだったんだ」 家から出てすぐの家を晴斗は指さした。 何だか嬉しい。 晴斗とこれからこんなに近くにいられるだなんて。 「三年前、幸が俺を救ってくれた時、望海の事でギクシャクしてた親との関係も修復出来たんだ。幸は離れてても、俺を救い続けてくれたんだよ」