三日恋〜晴と雪の恋物語〜


そんな事を考えていると、コンコンと部屋をノックする音が聞こえた。


「晴斗君?中にいるんだよね?内側から、鍵開けてもらっていいかな?」


と里美さんの声がする。


「はい」と返事をして、幸を俺は起こさないように床に横たえた。


そっと立ち上がりカチャリと部屋の鍵を開ける。


「ごめんね。ありがとう晴斗君」


里美さんが静かに部屋に入ってくる。


「少し暗くなっちゃったね」


里美さんは部屋の電気を付けた。