ああ、分かった。 俺、何で恥ずかしかったのか。 自分より悲しがってる人がいるのに、俺なんかが泣いちゃダメだって、恥ずかしかったんだ。 俺なんかが泣いていいのかって、恥ずかしかったんだ。 「俺も、俺も一緒に泣いていいんですか…?」 気づいたら俺はこんな事を聞いていた。 「ふふっ。当たり前でしょ。晴斗君は、未来の息子だもの」 「えっ」 驚いて顔を上げると、幸のお母さんと至近距離で目が合った。 「す、すいません!」