三日恋〜晴と雪の恋物語〜


「え…」


「幸に会いに来たんでしょ?」


「はい」


「あの子、出なかったでしょ?」


「はい」


俺が何かを言う暇なく、幸のお母さんが的確な質問をしてくる。


「俺、幸が何であんなに変わっちゃったのか知りたくて。迷惑だと思うけど、幸との空白の時間を知りたくて」


俺が話す間、幸のお母さんはうんうんと、頷きながら聞いていてくれた。


「いろいろ、晴斗君には話さなくちゃいけない事があるわね。とにかく、話しは中でしましょ?」