「そうだよ。その通りだよ。幸に会って、俺の事覚えてないとかもう嫌いとかもう来ないでとか言われたらって考えると怖いよ」
手紙が来なくなって病んでたのに、それ以上悲しい事があったら俺死んじゃうかも。
な〜んて、幸が聞いたら怒るんだろうな。
いや、今の幸はどうだろうか。
俺が自傷気味な事を言ったら怒ってくれるのだろうか。
そんな事を考えていると昼休み終了の鐘が鳴った。
「藤井、サンキュな。聞いてもらっただけで何かすっきりしたわ」
そう言うと藤井はにかっと笑った。
「また話聞くからよ。進展あったら何か言えよ?」


