始業式が終わり、みんな教室へ帰っている時。
親友である未紗とかったるいねー。なんて話をしながら体育館から校舎へつながっている階段を上っていた。
「雨宮！」
後ろから誰かの声がした。
振り返ってみると、徹の友達の明(あきら)が私の方を見て何か話そうとしていた。
「どーしたのー？」
何も言わずに少し真面目な顔をして明がやってくる。
いつもは笑顔で話しかけてくれるのに…。何かあったの？
明は私のすぐ横に来て、周りの人に聞こえないくらいの声で言った。
「徹、チャリで事故に遭った」
自転車で、事故？徹が？
思考回路が停止して何にも考えられない。
だって、ついこのあいだまで普通にメールもしてたのに、事故…？
親友である未紗とかったるいねー。なんて話をしながら体育館から校舎へつながっている階段を上っていた。
「雨宮！」
後ろから誰かの声がした。
振り返ってみると、徹の友達の明(あきら)が私の方を見て何か話そうとしていた。
「どーしたのー？」
何も言わずに少し真面目な顔をして明がやってくる。
いつもは笑顔で話しかけてくれるのに…。何かあったの？
明は私のすぐ横に来て、周りの人に聞こえないくらいの声で言った。
「徹、チャリで事故に遭った」
自転車で、事故？徹が？
思考回路が停止して何にも考えられない。
だって、ついこのあいだまで普通にメールもしてたのに、事故…？
