【短編】大好きなメガネくん

そして耳元でつぶやいた。

「私、あなたのこと見てたいの。
ずっと、ずっと見てたいの。
だから、めがね外さないで」

「わかったよ」

「大好き」

自分でそう言っておきながら、
耳まで真っ赤にしている彼女。


ぼくはそんな彼女が大好き。



めがねをかけている君も

めがねを外した君も

愛してるよ。