私の鼓動が脈打って、その音しか聞こえないくらい大きな音のような気がした

「めぐ……ここにいるの」

私にしか聞こえないくらい小さな声で扉を開ける

瞑っていた目をゆっくり開けると、真っ暗の中

私の目の前におとうさんの姿はなくて…

「見つけた…」