龍の言ったとおり、そのまま携帯をぽけっとにしまって息を殺して隠れる

「めぐ………」

いつもの…いつもと同じおとうさんの声が聞こえてきた

ガラガラと扉を開ける音がする

「めぐ…」

私を呼ぶその声は次第に大きくなっていって、私の前でその足音は止まった