「めぐ...」

ふと、懐かしい声がして急いで振り返る

それでもやっぱりわからなくて

歩き出そうとしたとき、後ろに手を引かれた

その手は私の手を掴んだまま、反対方向に歩み始めた

それについて行くかのように私は足をもつれさせながら動かす

歩いていたと思ったら突然足が止まりぶつかる

私を何かの中に押し込んで、掴んでいた手が離れた