暗くなってきたからかあたりも見えなくなってきた

人の気配も感じなくてもう日暮れなのだと感じる

私は重たい腰を椅子からあげた

初めから...来ないつもりだったのかもしれない

嘘だったんだ...

「帰ろう...」

そう呟いた私の声が儚く静かに消えた

少し歩いて後ろを振り返る

やっぱり誰も、何もわからない