「.......え」

思わず出ていた声に自分自身でも驚いた。

慌てて口を押えるとこちらを見ていたその人と目が合う

「なんだ...あんた話せれるんじゃん」

少し口角をあげ目を細めて私を見る

口がきけないと思ったのだろうか...

「あ...」

小さく小さく呟いて消えた私の声

置いてあった飲み物を一口飲む

ココアだ...

こんなにも温かい飲み物を飲んだのはいつぶりだろうか