キーンコーンカーンコーン

その言葉が言い終わるか終わらないうちに終わりをつげるチャイムが鳴った

彼はこっちにむかって歩いてきて私の隣に座って、ふとこっちを見てふわり笑う

「あ、お隣さん⁈よろしくね」

その笑顔があまりにも綺麗だったから少しだけ見とれてしまった

一瞬、時間が止まったかと思ったくらい

「あ、…はい。はじめまして」

彼のその言葉にようやく返答できたのは少し時間がたってから

うまく口角をあげて笑ったつもりだったけど…私はうまく笑えてたのだろうか…