「奏ちゃーん!」
あ!先輩だ。声でわかった。

「こんにちは!あっ…と、キーホルダー…」

「あ!ごめんごめん。
壊れちゃったんだよね…」

「大丈夫です!新しいの買いますから!」

そして、私はニコッとした。

先輩の目が丸くなった。

ん??

「ん…じゃあさ?今から、買いにいかない?二人で!」

「えっ!?二人で?…」

「あ、ごめんやだよね…」

先輩は悲しそうな顔してそう言った。

「そんなことないです!!」

私は、嬉しい半面
ほんとにいいかな?と言う気持ちで
とっさにオッケーしてしまった。

心臓もつかな?なんてね(笑)