「おまえなぁ・・・」
「ん?」
「一回地獄見ろバカが」
ドス黒く怖い顔をして言い捨てる新
・・・お、怒ってらっしゃるっ・・
と、とは言えっ
「いくら幼なじみだろうと女子に向かってそれは酷くない?!」
「は?お前を女と思ってないつっただろ」
「はあ?」
新の表情から怒りは消えず、そう言い捨ててマンション内に入って行ってしまった新
なんなのアイツ!!!
なんなのなんなのッ?!?
好きって言ったり!!
女じゃないとか言ったり!!
矛盾してんのよ
あーもぉおおぉ!!!
むっっかつくー!!!!
「紗羅?こんなところに1人で何してるの?」
突然声をかけられイライラする私の心に癒しボイスが響き渡る
「悠夜っ!!」
「もう暗くなるから危ないよ?」
そう心配してくれる悠夜
確かに空を見上げると赤い夕焼けからドンドン暗闇へとなりかけていて
話に夢中で全然気付かなかった・・・

