「ただ、この可笑しな展開・・・どーしようって・・・」




「ふーん・・・?」




悠夜は本当に普通で・・・意識してるのは私だけで・・・




やっぱり、キスは気のせい。あの言葉にも深い意味がないんじゃないかって・・・



そうわかってても、私の心はやっぱりスッキリしないっ・・・







もやもやしていると先生がクラスに入ってきてロングホームルームが始まる






「体育祭の応援団なんだが、誰やりたいー?」







先生が軽くクラスに聞くものの手を上げて立候補してくれる人なんていないもので





「じゃあ推薦な」





見兼ねた先生がその一言を発すると〝待ってました!″と言わんばかりの歓声が一斉に上がった






「はい!俺、新を推薦します!!」






「はーい!私も薮木くんがいいと思いますっ!!」





「は?俺っ?!」






推薦された同本人はあっけらかんとしていて






表立って発言をしている人とは裏腹に聞こえてくる女子の呟き






「薮木くんの応援着絶対かっこいいよねぇ〜♡」





「やばぁ〜い♡ほんと楽しみ〜♡」






・・・ははーん、そーゆことっ





人気者は大変ですねぇ〜