エレベータァ!〜〜ッなんて待ってられないっ!!








階段で降りるほうが早いっ!!








マンションの7階在住の私は階段をだだだだだっと早足で駆け下りる









「はぁっはぁっ・・・5分っ間に合った・・・?」







「おせぇ・・・」






息を切らす私に仏頂面で文句を垂らす彼と






「おはよ〜紗羅。ジャスト5分だよ」





爽やかな笑顔の出迎えてくれる彼






「ごめん!お母さんが起こしてくれなくて!!」






「それ、絶対お母さん悪くねぇパターンだろ・・・」






「な゛ッ?!」







私の言うことに聞く耳を持ってくれない仏頂面の彼は






マンションの701号室住人、薮木 新【やぶき あらた】








「俺もそう思うな〜由羅は起きてるみたいだしね」






「悠夜までッ?!」







新に便乗して私の味方になってくれない彼は703号室の住人、成瀬 悠夜【なるせ ゆうや】







そんな2人に散々言われる私が702号室住人の透山 紗羅【とうやま さら】