「容姿って結構重要なんだね・・・一人も出来ないとは・・・」







「もしかして薮木くんと比較してる?あれは超人だから気にしなくていいのよ」






「へー・・・新って超人なんだ」





幼なじみの私でも初めて知ったよ






「大体、紗羅が振られる理由容姿関係ないしね」






「んーでもさぁ、新に告白してくる女の子は皆私という幼馴染がいるの知ってる上で告白してくるわけじゃん?」






「そうね?」






「私は知られてる上で振られるんだもん。条件は一緒だよぉ」






「そうねぇー・・・てか本当に作りたいならちょっと2人から離れればいいじゃない?」





「え?!」





「例えば、朝一緒に登校しないとか?」





「それは・・・もう10年以上そうしてきてることだし・・・今更ちょっと・・」





「じゃあ、夜にお互いの家出入りしないとか!?」





「それも・・・ずっとそうしてきてることだし・・・」





「じゃあ・・・って紗羅、ホント彼氏作る気あんの?」







「あるっ!作る気だけは満々!!」