【yuuya side】









俺の家はいつも静かで、暗闇だ







物心ついたときから家にひとりぼっちが当たり前







寂しい想いも



ワガママも






我慢するのが当たり前







そんな俺の光





幼少期ーー・・・





ピンポンと鳴るチャイムの後、俺が返事しなくても必ずと言っていいほど勝手に開く玄関ドア







その犯人は必ずと言っていいほど眩しすぎる2人








「悠夜ー!ゲームしようぜー!」






「今日の夜ご飯、悠夜の好きなカレーだって!!楽しみだねっ♪」








二人の笑顔は暗い俺の家を・・・







俺の世界を明るく照らしてくれる







いつだって







「悠夜ー!いこっ♪」







「・・・うんっ」








失いたくない光








その想いは今でも変わらない









俺は2人が居ればそれでいい