「ね?嫌いになったでしょ。手・・・離して」









もう・・・ここまできたらどーしようもない・・・








嫌われる・・・覚悟を・・・









「嫌いなれたら苦労しねーんだよ、ばか」







「え・・・」








私の覚悟とは裏腹に、そんな言葉を何かに耐えるように、悲しげな表情をして言う新









「ずっと、お前の事しかみてねーつったろ」









私の腕を掴む新の手にギュッと力が入って







「俺だって誰にも譲りたくない」









それは今どんな想いで私を見つめてくれているのか伝わってくる程に









「それが・・・親友であっても」








「・・・あらッーーん」








グッと引っ張られ、驚く間に奪われる唇










そんな時、止めどなく花火が打ち上がり








私の瞳から零れ落ちる涙はカラフルに染まった







ーーー・・・






ーー・・





ー・・・