でも、〝本当に好きな人としかもう付き合わない″って、春に約束したのに・・・






「いきなり新くん変わっちゃって皆ビックリしてるよー?

まあ、私達にとっては好都合だけどっ♪」






「でも、ホントに新に何言ってもオッケーなら、私がお手伝いしなくても・・・?」






「それじゃぁダメなの!その辺の女の子と同じことしててもだめ。特別に意識してもらわなきゃ付き合えないもん・・・」







「そっか・・・」







そう語る柏木さんは寂しげで、でも照れ気味で、そんな表情から伝わってくる〝好きの気持ち″








柏木さんは本当に新に恋をしてるんだ・・・







そう認識した途端胸がーーズキッと痛む感覚がした







「あ、今日新くんと一緒に帰りたいなって思ってるんだけど、どう思う?!」







「え、?今日?!」







今日は・・・悠夜と新と3人で帰る約束してるのに・・・





なんて・・・キラキラと瞳を輝かしてる柏木さんには・・・言えないなぁ・・・