「それでも今これで落ち着いてるんだから反転させるようなことはしないこと!」






「しないよ!そんなことっ!!」








「どーかな。紗羅は知らないうちに凄いことするからなぁ〜」







「え?!私ってそうなの?!」







「うん!多分!!」





適当ですか、楓さん・・・








ーーー・・・・・






ーー・・








「紗羅、新くんにおかず持って行ってあげて?」






「はいはぁーい」







家に帰ってのんびりとテレビをみていると台所からお母さんが声をかけてくる







新のお母さん今日も仕事でご飯作れなかったのかなー?







最近多いなぁ







もう新も悠夜みたいにウチに食べに来ちゃえばいいのに!







なんて呑気に考えながらお母さんから受け取ったタッパを手に新の家へとノーチャイムで上がり込む







「あらたーご飯持ってきたー・・・・・・よ?」







新の部屋をガチャっと開けた途端の光景に言葉が詰まる