「紗羅おめでとうー♪」







「あ、あんまり大きい声で言わないでっっ」







「なんで?めでたいじゃん♪」








「まだ、新と楓にしか言ってないんだかぁ〜!!」








体育祭も過ぎ去り、すっかり夏モードになりつつある教室で、楓に保健室での出来事を伝える







結局悠夜と付き合うことになった私









新にも隠さずちゃんと言ったら







「へーよかったじゃん」






と、微妙な反応・・・?







いや、素直すぎる反応・・・?








なんとなくそれ以上は言えなくてそれ以来、新の前では恋人を出さないよーにしてる。







まあ、新は関係なくても、悠夜とは今までとあまり変わらないんだけどね







「でも、それでアレ?」







「関係ないと・・・思う」






呆れ顔の楓が指差す先には







「薮木くーん♡今週の日曜日デートして♡」





「あーその日は別の子と約束あるんだよねー。明日の放課後なら空いてるけど」