そんな時、新が私の身体に触れたかと思ったらひょいと上がる私の身体






「え?!え?え?!」







「足痛いんだろ、たくっ」






「た、立てる!立てるから!!」






周りから聞こえてくる羨む声





〝新くんにお姫様だっこされてるー!″






〝ひゃーかっこいい♡♡″







〝薮木くんあたしもしてー♡″







〝てゆーか、あの女新くんの何?″








「・・・」






コワッ・・・






「あーもう!新降ろしてぇぇ!!」






こんなの、恥ずかしくて耐えらんないっ







「あんまり暴れると落とすぞ」






「・・・・・はい、すいません。」






新も怖いんですけど・・・トホホ






羞恥心に晒されながらもやっとの思いでたどり着いた保健室で新はゆっくり椅子の上へ降ろしてくれる







「先生いないね・・・?」





「俺探してくるから」





そう言って保健室を飛び出して行く新が廊下で誰かと会話をしていてかと思うと扉が開いて