「元気そうだな。さて、行くか」






「え?どこに?!」






「決まってるだろ。保健室」







そういう新の視線は私の膝へ







ダラダラと出血し続ける膝・・・








・・・い、いたい・・・






意識した途端に痛みが増してきた






「さあ、紗羅。オンブとお姫様だっこどっちがいい?」





「なっ?!」





不敵な笑みを浮かべ私に問う新






「ばっかじゃないの?!一人で歩けますから!!」






「ほー・・・かわいげねーな」







「今更私に可愛げなんて求められても困るんですけど!」






「それもそうだな」






なっ?!少しくらい否定してくれたって!!





ま、別にいいけどさっ!!






対抗心燃やし気味の私が一人で立とうとするけど、両膝やらかしてしまって足に力を入れるたびズキズキして立てない・・・





これはマズイ・・・





でも、今更新の力借りるのもなぁ・・・






どーしよ・・・