「紗羅ちゃんやりたくてこれにしたわけじゃないからね〜」
その通りです!
余り物なのですよ!!?
サブゲートからメインゲートへ移動して下さいと放送が掛かり、何十人もの生徒がゾロゾロと移動する中とてつもない不安に駆られる
みんなはあんなに優しく言ってくれてるけど・・・めっちゃ足引っ張っちゃったらどーしよぉ・・・
「なに?紗羅怖いの?」
恐ろしさから身震いする私の隣でのうのうと新が疑問を問いかけてくる
「めっちゃ怖いよ!!小学校の時は転んで10人抜き・・・
中学の時は普通に走ってただけで10人抜き・・・
高校ではどう足を引っ張ってしまうのかと思うと・・・」
「皆も言ってたろ?紗羅はただ走り切って俺にバトン渡してくれればいいんだよ。」
「新ってそんなに足早かったっけ?」
「おまっ・・・幼なじみでそれ知らないってどーなの・・・」
「ごめんごめん!」
いつも自分のことで精一杯もしくは悠夜の応援と被ってたりでちゃんと見たことないんだよね!

